ねこちゃんを飼い始めた話

■きっかけ
元々、猫が好きだったけれど決意したのは保護猫カフェでひたすら膝の上に乗ってくる猫と触れ合ったのと公園で野良猫を撫でた時に5秒でお腹を見せて撫で撫でをせがむ野良猫を見た時。猫を飼いたいと強く思った。でも遡ると2年前に和歌山を観光してる時に海辺で出会った茶トラがスリスリして来て俺の靴を枕にしてシッポの付け根トントンをせがまれてひたすらトントンしてたのが猫を可愛いと思うようになったきっかけ。その子はヤクザみたいな鋭い眼光で見た時怖かったんだけど近寄ったらすごく甘えてきてギャップにやられた。最高に可愛かった。

■猫を飼う決心
理由は3つ。昇進して金銭的に余裕が出来たこと。結婚相手を探そうとしたけどモテなくて彼女ができなかったこと。およびその寂しさ。人生のピークを作るならこの5年が大事だと思ったこと。特に最後が大きい。ノルウェージャンを飼う事にしたが残りの人生、猫より先に死ぬかもしれない。ノルウェージャンの平均寿命の15年を生きられる自信は無い。車の運転が下手だから交通事故で死ぬかもしれないし、仕事が嫌でやめて金銭的に苦悩して自殺するかもしれない。食生活が悪いから病気で死ぬかもしれない。猫好きの人間が聞いたら怒るだろう。そんな甘い覚悟で猫を飼うなと。それでも保護猫カフェの猫や野良猫と触れ合ってる時に魔が差して決心した。無責任でも猫を飼う人生も良いのでは無いかと。
ノルウェージャンにした理由
最初は青い目の猫が良かった。保護猫カフェで猫に触れて行き場を失い人間に保護された猫を飼いたいと思った。和歌山の保護猫団体でシャムのMIXで青い目の子がいて、とても可愛くこの子にしようと思った。募集中とあったので応募したら保護猫団体から先約がいるとの返信を貰った。単身OKに応募しても結局飼えないのだなと思った。生後3ヶ月の猫だった。その後1ヶ月してその子は引受が決まった。青い目の子を飼うために検索を掛けてラグドールが可愛いと知ったYouTubeで動画を閲覧し、お勧めで森の妖精というアカウントに行き着いた。小顔とふわふわの尻尾と大きな身体、穏やかな性格。猫は子猫より成猫の期間の方が長い。ノルウェージャンなら大人になっても愛せるだろうと思って飼う決心をした。

尻尾がタヌキみたいなのがノルウェージャン
■迎え入れるまで
猫ちゃん可の鉄筋のマンションを探して1番良いと思う家を探した。迎え入れた後の話だけどめちゃくちゃ呼び鳴きをする。猫専用の部屋を設けているが出たい時は扉をガンガンすることも覚えた。防音の意味も踏まえて鉄筋にして良かったと思う
■予約~購入
みんなのブリーダーというサイトで買った。毛色込みだと相場より7万くらい安かった。
■迎え入れ
引越しの前にAmazonで猫ちゃんグッズを買いまくってた。引っ越し前後はバタバタしており、猫ちゃんのトイレだと思ってたのが組み立て式の猫ちゃんキャリーでそれがわからず大きめのダンボール持参してブリーダーの元に行ったら何考えてるん引き渡せないって言われたから泣く泣く近くのペットショップに行き7500円払って成猫も入れるサイズのキャリーを買った。
■ブリーダーさん
累計で1000匹以上の子猫を引き渡してる人だった。猫のことなら何でも知ってるようで、その子に合った飼育をしていた。猫を購入するだけなら保護猫の方が安いけれど猫は何匹も飼えない。多頭飼いも2匹や3匹の制約がある。安ければ良いと言うものではない。それまで愛情を注がれた猫では無いと後から初心者が愛情を注ごうにも無理が生じる。だからこそ信頼出来る人から購入する必要があると思った。恣意的な表現になるがブリーダーさんの元で育った猫は上品だと思う。ペットを育てられず飼育放棄するケースをネットで散見したがトイレを覚えられない、懐かない、噛むなどがあった。猫ちゃんに恵まれたのかそういうことが無かった。飼い易いのは1人暮らしにとって大事。
■連れ去り
迎え入れはそれまで愛情を注がれ親しかった親や友達猫と切り離す事になる。愛情をいっぱい注いだブリーダーさんからも切り離すことだ。そして全く見た事ない環境に連れ去る。初めて会う人間に乗ったことの無い車に乗せられ行ったことの無い場所に連れていかれる。とても不安だっただろう。悲しそうな声で鳴いていたので不安を和らげるために大丈夫だよと声を掛けたが効果は無く、にゃんころの歌というのを作り歌ったら少し効果があった。時速100km/hで追い越し車線を走ってる時に大雨が来て視界不良になり、猫ちゃんは何事かと鳴き出し、とても不安にさせてしまった。悪い事をした。
■初日~2日目
生後5ヶ月で既に3.0kgあるが子猫である。見た目は大きいが心は子供であり、見知らぬ環境に緊張していた。常にスフィンクスで身体に尻尾を巻き付けており、ネットでググると小さくてか弱いからそっとしててという意味をしてた。Twitterには書かなかったが順調じゃなかった。餌は少ししか食べないし、水もあまり飲まない。どうやってご飯を食べさせようか考えチュールを混ぜたりもした。水を飲まないので水飲みの器をひたすらトントンして注意を引き付け飲んで貰ったりした。ケージをすぐに破壊し、クローゼットに逃げ込み、時間が経っても出てこないから持ってる玩具を全て試した。最終的に猫用のLEDを使ったら重い腰をあげて遊んでくれた。それでも最初は触ろうとすると嫌がって逃げたりした。

ケージを破壊する前
■夜泣き
触ろうとすると嫌がるけれど夜泣きはする。最初はニャーン程度だったが次第にアオーンという悲しい声に変わる。それでも触れ合えない。夜泣きが酷く迎え入れてから28時間後の午前2時にようやく触らせてくれた。寂しさの限界だったのだろう。触り始めるとひたすらゴロゴロ言いスリスリした。甘いひとときを過ごし、それが過ぎるとお腹が空いたのかカリカリを食べ始めた。子猫にとって愛情が第1であり空腹は2の次なのだなと思った。
■現在
猫と触れ合うのは1回30分くらいで良いと思ってたけど1時間30分や2時間は必要らしい。甘えたのゴロスリだけどその分愛情を必要とする性格のようだ。ノルウェージャン特有の性格なのかもしれない。猫様の気分が良い時は30分くらいひたすらゴロゴロ言っている。こんなにゴロゴロ言うものなのかと驚いた。猫と言えばツンデレだが、ひたすらデレデレでツンの要素が無い。そのうちツンデレになるのかな。ノルウェージャンは子猫期間が長く、3年~5年で成猫になるがゴロゴロ言うのは去勢前のみだと想像している。触れ合える時間を大切にしたい


ガラスの反射で自分の姿を見た直後の猫ちゃん